『出る』ではなく『どこまで行くか』へ変わった予選突破
日本の予選突破は、劇的な綱渡りではなかった。2025年3月20日のバーレーン戦は、勝てば出場決定という重圧こそあったが、チーム全体の内容はアジアでの地位を示すものだった。前半はバーレーンに粘られ、遠藤航のゴールがVARで取り消される場面もあった。それでも後半、久保建英が中央で前を向き、鎌田大地の先制点を演出。さらに久保自身が追加点を決め、埼玉の夜を『久保の試合』として記憶させた。開催国を除く世界最速突破という事実は、単なる記録ではなく、日本代表がアジア予選を戦う段階から次の基準へ進んだことを意味している。
