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前田大然が先制し、その6分後にアントニー・エランガが左足で巻き込む同点弾を決め、1-1で日本もスウェーデンも決勝トーナメントに進んだ。だが同じスコアの周りに各国が書いた一文は、立つ場所でくっきり分かれた。スウェーデンは安堵と「突破を知らなかった得点者」を書き、イギリスはエランガの一撃の美しさを書き、ブラジルは警戒する優勝候補を書く。そして多くの視線は、もうヒューストンでの日本対ブラジルに移っていた。8つの声を、原文と訳で並べて読む。
選ばれなかった少年が、いなくてもチームを結ぶ存在になるまで。
悲劇、歓喜、あと一歩、そしてドイツとスペインを倒した夜まで。日本代表のW杯史を旅する。
川崎の少年がラ・マシア、日本帰国、ラ・レアルを経て、北中米の舞台へ向かうまで。