DRコンゴが68分間リードした
DRコンゴにとって、これは代表史上初のW杯ノックアウトだった。それでも入りは、まるで場慣れした側のようだった。前半7分、右からの浮き球をシャンセル・ムベンバがそらし、ペナルティーエリアの角で完全にフリーだったブライアン・シペンガへ。シペンガは低いシュートをGKジョーダン・ピックフォードのニアに突き刺した。これがシペンガの代表初ゴールだった。
イングランドは1時間以上、追う側に回った。トーマス・トゥヘル率いるチームが追いついたのは後半75分。アンソニー・ゴードンのクロスに、ケインが叩きつけるヘディングで合わせた。その11分後、ケインはマークを外して反転し、ニアサイドへ強烈な一撃を突き刺す。イングランドが前半をビハインドで折り返したW杯で勝ち切ったのは、これが代表史上初。ケインはこの2発でW杯通算13得点となり、ペレを1点上回った。これでイングランドは3大会連続の16強進出。DRコンゴは先制から68分間リードを保ったが、わずか11分の間に浴びた2発には答えられなかった。
勝ち上がった先は、大会屈指の難所
16強で待つのはメキシコ、舞台はアステカ・スタジアムだ。数時間前、この同じ会場で地元メキシコはエクアドルを2-0で下していた。フリアン・キニョネスが前半22分、ラウル・ヒメネスが31分。前半のわずか9分間で試合を決める2点を奪った。エクアドルはピエロ・インカピエが退場となり10人での戦いを強いられた。落雷でキックオフは1時間遅れたが、スタンドの熱は変わらなかった。
この勝利は勝点3以上の重みを持つ。メキシコにとって40年ぶりのW杯ノックアウト勝利であり、しかも前回の勝利(1986年のブルガリア戦)と同じ2-0、同じアステカだった。地元と海外の媒体はこれを「エル・キント・パルティード(5試合目)」の呪い、つまり8大会にわたってベスト16の壁を越えられなかった歴史の終わりとして報じた。メキシコはW杯のアステカで10戦無敗となった。
日本の読者にとっての7月6日朝
イングランド×メキシコは日本時間7月6日(月)午前9時キックオフ。同じ朝の午前5時には、日本を破ったブラジルがどこまで行けるかを占うブラジル×ノルウェーがある。代表の敗退後に「次に何を見るか」を探している日本の読者にとって、7月6日の朝はノックアウトが2試合続けて並ぶことになった。
イングランドと国際メディアは、このDRコンゴ相手の苦戦を、アステカ行きを前にした警告と受け止めた。標高2,200メートルを超える高地という条件、埋め尽くす観客、そしてメキシコの本拠地での戦績が、この会場を大会屈指の難所にしている。地元にとっては呪いを解いた直後の一戦でもある。DRコンゴを退けるのにケインの終盤2発を要したチームが、その舞台を静められるのか。16強の組み合わせは、いまその問いを突きつけている。
関連リンク
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- England 2-1 DR Congo Stats: Harry Kane Rescues Three Lions With Second-Half DoubleOpta Analyst
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