60分の出来事
前半の大半はコロンビアが押し、40分にダニエル・ムニョスのゴールで先行した。流れが変わったのは60分すぎだった。エルドル・シャムロドフが左から入れたクロスに、ドストンベク・ハムダモフがボレーで合わせる。ボールはポストをたたいて跳ね返り、こぼれ球に詰めたのが22歳のアッボスベク・ファイズラエフだった。ヘディングでゴールに流し込み、スコアは1-1。ウズベキスタンがW杯で初めて挙げた得点だった(FIFA、FOX Sports)。
同点は長く続かなかった。ルイス・ディアスの低いシュートをGKが処理しきれずコロンビアが勝ち越し、アディショナルタイムには途中出場のハミントン・カンパスが3点目を決めた。最終スコアは1-3だった(ESPN)。
カパゼからカンナバーロへ
ウズベキスタンがこの舞台に立った経緯自体が異例だ。2025年6月、アウェーのUAE戦を0-0で引き分けて本大会出場を決め、中央アジアの国として初めてW杯にたどり着いた。チームを率いて予選を突破したのはティムール・カパゼ。ところが連盟は本大会を前にカパゼを退け、2006年W杯優勝主将で2005年バロンドールのファビオ・カンナバーロを招いた。カパゼはアシスタントの一人としてベンチに残っている(FIFA)。主将はイスタンブール・バシャクシェヒルのシャムロドフで、代表の歴代最多得点者。最終ラインにはマンチェスター・シティのアブドゥコディル・フスァノフがいる(Novastan)。
アジアの今大会の中で
日本のファンにとって、これは遠い国の話ではない。今大会は48チーム制となり、アジア(AFC)から過去最多の9カ国が出場している。ESPNによれば、ウズベキスタン戦の前までアジア勢は6試合を終えて無敗(2勝4分)だった。韓国がチェコに、オーストラリアがトルコに競り勝ち、日本はオランダと2-2、イランはニュージーランドと、サウジアラビアはウルグアイと引き分けている(ESPN)。ウズベキスタンの1-3は、その流れの中で出たアジア勢の最初の黒星のひとつであり、同時に大陸で最も新しい出場国が初めてスコアボードに名前を載せた瞬間でもあった。
グループK、初戦が出そろう
コロンビアは勝ち点3でグループK首位に立った。前日に1-1で分けたポルトガルとDRコンゴはそれぞれ勝ち点1。初出場で敗れたものの無得点では終わらなかったウズベキスタンは勝ち点0。これでグループKの初戦が出そろった(ESPN)。
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