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ウルグアイ、1次リーグで敗退 ビエルサ『残したものは何もない』

前半終了間際、アレックス・バエナの何でもないシュートを守護神フェルナンド・ムスレラがはじき切れず、自陣ゴールへ転がり込んだ。この1点で0-1。ウルグアイは勝点2の3位でグループH敗退が決まり、初出場のカーボベルデに2位を譲った。FIFAランキング19位は今大会ここまでで最も上位の敗退チームで、マルセロ・ビエルサ監督は大会未勝利のまま去る。

2026年6月29日 18:21約2分で読めるコメント可
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ムスレラの一瞬で決まった

前半終了間際、スペインのアレックス・バエナがペナルティーエリアの外から放ったシュートは、守護神フェルナンド・ムスレラが正面で止められるはずのボールだった。だがはじき切れず、そのまま自陣ゴールへ転がり込んだ。スペインの得点はこの1点だけ。ムスレラはハーフタイムで退き、ウルグアイは最後まで追いつけずに0-1で敗れた。

この結果、ウルグアイは勝点2の3位でグループH敗退が確定した。1位は3試合無失点のスペイン、2位は初出場ながら3戦全て引き分けて勝点3を積んだカーボベルデで、ウルグアイはこの初出場国の後塵を拝した。勝点2では、各組3位の上位8チームに与えられる敗者復活の枠にも届かない。FIFAランキング19位のウルグアイは、今大会ここまでで最も上位のランクで姿を消したチームになった。

ここに至る道筋も重い。ウルグアイは初戦のサウジアラビア戦と第2戦のカーボベルデ戦をいずれも引き分け、最終節のスペイン戦は引き分け以上なら2位に届く位置だった。だが勝ち切れなかった2試合が、最後にそのまま響いた。無失点で首位に立ったスペインがグループを締め、3戦全引き分けのカーボベルデが2位に滑り込んでウルグアイを押し出した。

ビエルサの去り際の言葉

試合後、マルセロ・ビエルサ監督は責任を引き受けた。「私がウルグアイのサッカーに残したものは何もない。結果が出なければ、3年間でも監督が国のサッカーに残せるものは何ひとつ根づかない」。一方で内容には悔いを見せ、「我々は勝点7に値したが、2しか取れなかった」と語った。ただしこれは本人の評価で、記録の上ではウルグアイは大会を1勝もできずに終えている。ビエルサが大会後に退任することは、複数のメディアが既定路線として伝えている。ビエルサは2023年にウルグアイ代表の指揮を執り、予選を勝ち抜いて本大会へ導いたが、その本番でグループステージを越えられなかった。

更衣室の亀裂

ピッチの外でも、ウルグアイの内側はきしんでいた。アルゼンチン紙インフォバエなどによれば、ビエルサのフィジカルを重んじた過酷なトレーニングに、フェデリコ・バルベルデら主力が反発。2024年から続く監督と選手の緊張は、大会本番でも解けなかったという。敗退の後味を象徴したのが帰国便だ。ウルグアイサッカー協会(AUF)はモンテビデオへ選手を運ぶ予定だったチャーター便を取り消し、選手たちは市販の旅客便で帰ると報じられている。

24年前と同じ別れ方

ビエルサにとって、ワールドカップでの1次リーグ敗退は初めてではない。2002年、優勝候補に挙げられたアルゼンチンを率いながら、グループステージで大会を去っている。チリ紙ラ・テルセラは今回の敗退を「24年前のアルゼンチンと同じ」と書いた。強度の高い攻撃的なサッカーを掲げ、各国の戦術に影響を与えてきた指揮官が、再び決勝トーナメントの前で止まったことになる。

ビエルサは大会後に退任する見込みで、後任はまだ決まっていない。ウルグアイは2030年大会の共催国の一つで、次の代表づくりはその準備と重なっていく。

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