「リベンジ」で片づかない再戦
2022年カタール大会の準決勝、フランスはモロッコを2-0で下し、アフリカ・アラブ勢で初めてW杯の4強に入ったチームの夢を止めた。あの試合、モロッコは前半5分に先制を許しながらもボール支配率で6割を握り、枠を叩くなど内容では悪くなかった。だが枠内シュートは1本にとどまり、終了11分前の2点目で突き放された。あと一歩届かなかった相手との、4年越しの再戦になる。
ただ、今回のモロッコは当時とは別のチームに近い。あの準決勝で先発した11人のうち、今大会の16強・カナダ戦に先発したのは4人だけ。2022年のメンバーで残るのは9人にとどまる。ベンチも代わった。カタールを率いたワリド・レグラギは今年退き、3月にモハメド・ワハビが新監督に就いた。グループでは強豪ブラジルと引き分け、ハイチとスコットランドに勝って勝ち上がった。32強はオランダ相手に終了間際の同点弾からPK戦で競り勝ち、16強は共催国カナダを3-0で退けたが、この試合で前線のイスマイル・サイビリを負傷(ハムストリング)で失った。守護神ブヌ、右のアクラフ・ハキミら守備の背骨は健在だ。
一方のフランスはここまで5戦全勝・13得点。グループはセネガルに3-1で入り、イラク、控え中心のノルウェーを退けて首位通過した。32強はスウェーデンを退け、16強はパラグアイの堅い守りに苦しんで終盤のPKでようやく勝ち切った。ムバッペが7点を挙げ、ムバッペ、オリーズ、デンベレの前線は大会屈指だ。パラグアイのようにモロッコが試合を膠着させ、フランスの攻撃を止められるかが焦点になる。
日本の視点で
日本は32強でブラジルに1-2で敗れ、すでに大会を去っている。その日本を止めたブラジルも、16強でノルウェーに1-2で敗れて姿を消した。残る8チームのうち、欧州でも南米でもないのはモロッコだけだ。2022年に日本とともに大会の主役になったチームが、最後の「外側からの挑戦者」として残っている。
8強の日本時間の見どころ
準々決勝は4試合。日本時間では、7月10日(金)5:00にフランス×モロッコ(フォックスボロー)、11日(土)4:00にスペイン×ベルギー(ロサンゼルス)、12日(日)6:00にノルウェー×イングランド(マイアミ)、同10:00にアルゼンチン×スイス(カンザスシティ)。得点争いも見どころだ。エジプト戦で8点目を決めたメッシが単独首位、ムバッペとハーランドが7点で続き、ケインが6点。ノルウェー×イングランドは、そのハーランドとケインの直接対決になる。連覇を狙うアルゼンチンは16強のエジプト戦で0-2から3-2へ逆転したが、この試合の先発平均年齢は30歳を超え、同国がW杯で送り出した中で2番目に高いメンバーだった。VARで取り消されたエジプトの得点をめぐっては、公平性を問う声も出ている。相手のスイスは1954年以来の8強で、W杯で初めてPK戦を制して勝ち上がった。
関連リンク
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- FIFA World Cup: Quarterfinal brackets, match schedule and game previewsAl Jazeera
- France, Mbappe play Morocco in FIFA World Cup quarterfinal: What we knowAl Jazeera
- World Cup Golden Boot: Messi leads Mbappe, Haaland before quarterfinalsAl Jazeera
- Argentina stage stunning late comeback to beat Egypt in World Cup last 16Al Jazeera
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