26WorldCup 2026北中米W杯
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今日の日本代表

上田綺世が2発、日本の9番争いに答えを出した

前半31分、上田綺世は一度ボールを置き、体を開いて18ヤードからの一撃を左下隅へ流し込んだ。試合が終わるころには彼の得点は2、日本は4点を奪い、誰が前線を背負うのかという長い議論に一つの答えが出ていた。

2026年6月21日 16:23約2分で読めるコメント可
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上田が、自分で答えを出した

日本のセンターフォワードは、一年を通して開いたままの問いだった。初戦のオランダ戦では小川航基が途中から入って終盤に同点弾をもぎ取り、9番の後ろに控える顔ぶれは厚く、誰が先発で背負うべきかという議論はずっと閉じずにいた。そのチュニジア戦で、上田は言葉ではなく足で答えた。前半31分の1点目は、点取り屋の技だ。18ヤードの位置で一度ボールを置いて体を作り、相手DFの脚の脇を抜くように左下隅へ低く流し込んだ。83分の2点目は、まったく別の能力だった。誰にもつかれずにファーへ流れ、佐野海舟の右からのクロスを合わせた。撃ち込んだ一発と、読んで合わせた一発。問いを抱えたまま大会に入った選手が、最大の舞台で最もシンプルな返答をしてみせた。

起点になった中村敬斗

この勝利は、上田一人で作ったものではない。先制点は前半4分。中村敬斗が左からボックス内へ持ち込み、相手を外してゴール前へ低く折り返したボールを、鎌田大地がニアで押し込んだ。日本のこの大会最速の得点であり、夜の構図そのものを決めた。結果が欲しいチュニジアは、受けて立つ日本を相手に、最初からビハインドを追いかける展開を強いられた。前半のシュート数は5本対1本。同じことを数字も語っていた。久保建英を左ひざの状態で欠き、町野修斗も使えないなか、得点を生み続けたのは周りの顔ぶれだった。左の中村、右から現れる佐野、そして後半に入ってGKアイメン・ダーメンの脇を破り3点目を流し込んだ伊東純也。脅威は一つではなく、四つあった。

スウェーデンとの最終節へ

日本は勝ち点4、得失点差プラス4でグループ最終戦を迎える。同じ第2戦でスウェーデンに5-1で勝ったオランダと完全に並んだ。総得点でオランダが上回って首位、日本は2位。スウェーデンは勝ち点3で3位にとどまり、チュニジアは敗退が決まった。これで構図ははっきりした。6月26日8時(日本時間)、ダラス近郊でスウェーデンと対戦し、同じ時刻にオランダ対チュニジアも行われる。引き分けなら日本の突破はほぼ手の中に入り、勝てば首位の可能性も出てくる。仮に敗れても3位ラダーをにらむ計算が残るが、最終節を前に主導権が自分たちの側にあることは変わらない。相手のスウェーデンはオランダに5失点した直後で、傷を抱えて最終戦に乗り込んでくる。日本に問われるのは、追いかける試合をどう作るかではなく、握った流れをどう運ぶかだ。チュニジア戦が映し出したのは、結果そのものよりも、その中身だった。いい時間にリズムをつかんだストライカー、左右から途切れずチャンスを作るサイドの幅、そして最も注目される攻撃の核がピッチにいなくても、4人がそれぞれ違う形で得点に絡めるだけの層の厚さ。久保を欠いてなお前線が機能したという事実は、最終節へ向けて小さくない。日本の9番をめぐる問いは、いまや不安というより、持ち込める強みに見えてきている。

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