6月21日、F組は同じ日に二度動く
6月21日(日)、グループFの2試合が同じ日に組まれている。先に日本時間午前2時にオランダ×スウェーデン、その約11時間後の午後1時に日本×チュニジア。日本にとっての意味は単純だ。自分たちのキックオフの前に、もう一方の結果と最新の順位表が出そろう。深夜の一戦を見れば、昼の試合を「いま何が必要か」を分かったうえで観られる。
森保一監督は試合会場のモンテレイで前日会見に臨み、メンバー入れ替えを問われると「そこは控えさせていただいてもよろしいですか」と明言を避けた。久保建英は左ひざの負傷でチュニジア戦の欠場が決まっている。前日練習は、事前キャンプの3日間で選手から好評だったラヤドス・トレーニング・センターで行われる。森保にとっては監督として通算1000試合目の節目でもある。
第1節を終えての順位
第1節を終えたF組は、スウェーデンが勝点3(チュニジアに5-1、得失点差プラス4)で首位。日本とオランダは2-2で分け、ともに勝点1で並ぶ。チュニジアは勝点0。
第2節だけで日本の2位以上が決まる組み合わせはない。ただし、チュニジアに勝てば、最終節のスウェーデン戦次第で自力突破に手が届く位置に立てる。引き分けや敗戦だと他会場の結果に左右される度合いが大きくなるが、各組3位の上位8チームも勝ち上がる今大会では、その時点で可能性が消えるわけではない。
「得失点差がすべて」ではない
ここで押さえておきたいのが順位の決め方だ。2026年大会は、勝点で並んだ場合、まず当該チーム間の成績(その対戦での勝点、次に得失点差、次に得点)で比べ、グループ全体の得失点差はその後に回る。つまり、スウェーデンのプラス4という全体の得失点差は、同勝点で並んだ瞬間に最優先で効くわけではない。
日本に引きつけると分かりやすい。もし日本とスウェーデンが最終的に同勝点で並べば、その2チームの直接対決は6月26日の日本×スウェーデンそのものだ。順位を分ける最初のものさしを、日本はピッチの上で自分で動かせる。一方、日本とオランダは第1節の直接対決が2-2の引き分けで差がついていない。この2チームが並んだ場合は当該成績では決まらず、全体の得失点差へと進む。
だから明日の深夜の試合は、どちらが勝つかだけが見どころではない。点差も日本に関わる。全体の得失点差は直接対決のすぐ下に置かれた決め手で、オランダかスウェーデンが明日どれだけ大きく勝つか、あるいは負けるかは、のちに日本の順位を分ける数字を動かしうる。そこまで並んでなお決まらないときに効くのが、警告や退場で減点されるフェアプレーポイントだ。順番としては下のほうにあるが、紙一重の組では一枚のカードが順位を分けることもある。
最終節は同時刻
最終節は様子が変わる。6月26日、日本×スウェーデンとチュニジア×オランダはともに日本時間午前8時の同時キックオフだ。他会場を見てから蹴れるという明日の利点は、最終節にはない。だからこそ、明日のうちに勝点を積めるかどうかが、最後に他力へ委ねる幅を狭める。
最新の順位表は、オランダ×スウェーデンが終わる6月21日午前4時ごろに固まる。日本のキックオフまでは、そこからおよそ9時間ある。
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