優勝候補の一角フランスが、ワールドカップ初戦でアフリカの強豪セネガルを相手に苦しいスタートを切った。現地時間6月16日、メットライフ・スタジアムで行われた一戦は、フランスがボールを保持する時間が長かったものの、規律の取れたセネガルの守備を崩しきれない展開が続く。前半に限れば、より決定的な好機を作っていたのはセネガルの方であり、フランスにとっては我慢の45分間となった。前半終了間際にはキリアン・ムバッペがペナルティエリア内で倒されたが、PKの笛は吹かれなかった (CBS Sports)。
重苦しい雰囲気を打ち破ったのは、やはりフランスのエースだった。後半21分(66分)、ミカエル・オリーズが相手守備陣の背後へスルーパスを供給。これに完璧なタイミングで抜け出したムバッペが、ペナルティエリア中央から冷静にゴールネットを揺らし、ついに均衡を破った。これがこの日唯一の得点となり、フランスが1-0で辛くも勝ち点3を手にした (ESPN, FIFA)。
この決勝点は、ムバッペ個人にとって歴史的な一撃となった。ワールドカップ本大会での通算得点を13に伸ばし、フランス代表の伝説的ストライカー、ジュスト・フォンテーヌが保持してきた歴代最多得点記録に並んだ。フォンテーヌの記録は1958年大会、わずか1大会で達成されたものであり、ムバッペはその偉大な記録に肩を並べたことになる (FIFA)。
初戦を白星で飾ったフランスはグループIで暫定首位に立った。しかし同グループのもう一試合、イラク対ノルウェー戦が日本時間17日午前7時に控える。この試合では世界最高峰のストライカー、アーリング・ハーランドが待望のW杯デビューを飾る予定だ。今大会は開幕から波乱の様相を呈しており、優勝候補スペインがカーボベルデと0-0で引き分けたほか、16日に行われた複数の試合がドローに終わるなど、強豪国が苦戦する傾向が顕著になっている (Al Jazeera, SBS)。
世界のサッカーファンの視線は、次に登場するもう一つの優勝候補、リオネル・メッシ率いるアルゼンチンへと注がれる。日本時間17日午前10時キックオフのアルジェリア戦で、メッシは史上初の6度目のW杯出場と、代表通算200試合出場という二つの金字塔を打ち立てる可能性がある。ただしハムストリングに問題を抱えていると報じられており、コンディションを考慮して出場時間が管理される見込みだ (Sports Mole)。
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