歴史的なドローデー、4試合すべて引き分け
6月16日、ワールドカップの歴史に新たな1ページが刻まれた。この日に行われた4試合すべてが引き分けに終わったのだ。データサイト「Sofascore」によれば、1日に4試合が予定され、その全試合がドロー決着となったのは大会史上初めての出来事である。 この日の試合は、グループGのベルギー対エジプトが1-1、グループHのスペイン対カーボベルデが0-0で終了。続く試合でもこの流れは変わらなかった。ロサンゼルスで行われたイラン対ニュージーランド戦は、ニュージーランドのエライジャ・ジャストが2度リードを奪うゴールを決めるも、イランがラミン・レザイアンとモハマド・モヘビの得点でその都度追いつき、2-2のドロー。マイアミでの一戦では、サウジアラビアに先行されたウルグアイが終盤にマキシ・アラウホのゴールで追いつき、1-1で勝ち点を分け合った。
グループG・H、全8チームが勝ち点1で横一線
この結果、グループGとHは第1節を終え、出場する全8チームが勝ち点1、得失点差0で並ぶという極めて珍しい状況になった。グループGはベルギー、エジプト、イラン、ニュージーランド。グループHはスペイン、カーボベルデ、ウルグアイ、サウジアラビアの各チームだ。 優勝候補と目されていたスペインやベルギーが初戦で勝利を逃した一方で、W杯初出場のカーボベルデをはじめ、各チームが貴重な勝ち点1を手にした。個人に目を向けると、ウルグアイのマキシ・アラウホが2002年のディエゴ・フォルラン以来となるW杯デビュー戦での得点を記録。また、ニュージーランドのジャストは、所属するスコットランドのクラブ・マザウェルの選手として、男子W杯で初めてゴールを決めた選手として歴史に名を刻んだ。
第2節で均衡は破られるか
初戦での引き分け多発は、出場国が48に拡大された今大会のフォーマットが影響している可能性も指摘される。各組3位でも決勝トーナメント進出の可能性があるため、初戦でリスクを冒して勝ち点3を狙うよりも、敗戦を避けて勝ち点1を確保する戦略が重視されたのかもしれない。これは、スウェーデンがチュニジアに5-1で大勝し、早くも勝ち点差がついた日本のグループFとは対照的な展開だ。 この大混戦となったグループGとHの均衡が動くのは、6月21日に行われる第2節。ベルギー対イラン、ニュージーランド対エジプト、スペイン対サウジアラビア、ウルグアイ対カーボベルデのカードが組まれている。全チームが横一線からのスタートとなるため、この第2節での1勝がグループ首位浮上へ直結する。なお、同日には日本代表もチュニジアとの第2戦を迎える。
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