前半のうちに2点
ベリンガムが試合を早々に落ち着かせた。36分に先制点を挙げると、その約2分後にはもう1点。8万人を超える観客がアステカを大音量で包んでいたが、その熱を一気に静める2ゴールだった。イングランドは前半のうちに2-0とした。アステカは標高2200メートルを超える高地にあり、薄い空気はメキシコ側に終盤有利に働くと見られていた。だがイングランドは、その前半のうちにリードを蓄えてしまった。メキシコも折り返し前に反撃する。42分にフリアン・キニョネスが1点を返し、2-1でハーフタイムを迎えた。試合は振り出しに近いところへ戻った。
退場、そして10人での40分
後半、ハリー・ケインが再び突き放す。メキシコのGKラウル・ランヘルがアンソニー・ゴードンを倒して得たPKを決め、3-1とした。ここから試合が動く。右サイドバックのジャレル・クアンサが、ヘスス・ガジャルドへの高い位置での接触でVARの末に退場となり、イングランドは残りを10人で戦うことになった。標高の高い地で、逆転の匂いを嗅ぎ取った本拠地の観衆を相手に、一人少ない守備が続いた。ラウル・ヒメネスがPKを決めて3-2とすると、メキシコは終盤と長いアディショナルタイムに全員で押し込んだ。前半にヒメネスのダイビングヘッドをはじき出していたGKジョーダン・ピックフォードと、最終ラインが最後まで守り切った。3-2。終盤の20分あまりは、サッカーというより耐久戦だった。
開催国が本拠地で去る
メキシコにとっては、最も思い入れの深い場所での幕切れとなった。アステカはワールドカップの決勝を2度開いてきた舞台で、メキシコはこの日まで本大会でここでの敗戦がなかった——米国とメキシコの各社がそろって触れた事実だ。2026年大会の共催国が、自国のサポーターの前で、16強で大会を去った。試合終了の笛が鳴るまで、メキシコの逆襲の形が残っていた一戦だった。イングランドにとっては4大会連続で少なくとも8強に入ったことになる。しかも今回は、この競技でも指折りに威圧的な会場で、後半のほぼ全てを一人少ない状態で戦い抜いての勝利だった。
次はノルウェー、日本の読者が追える組み合わせ
イングランドの準々決勝は現地7月11日、マイアミ。相手はノルウェーだ。数時間前にブラジルを2-1で下したチームで、2点はいずれもエルリング・ハーランドが決めている。そしてそのブラジルは、ラウンド32で日本の大会を終わらせた相手でもある。日本を止めた壁をノルウェーが越え、そのノルウェーが今度はイングランドと当たる。もう一つの確定カードは、現地7月9日ボストン近郊のモロッコ対フランス。2022年準決勝の再戦だ。8強の残り2枠は、日本時間7月7日のポルトガル対スペインと、アメリカ対ベルギーで埋まる。クリスティアーノ・ロナウドが「最後のワールドカップ」と明言しており、イベリア・ダービーの重みはいっそう増している。日本の読者が7日の朝に目を覚ますころには、準々決勝の組み合わせはほぼ出そろっているはずだ。
関連リンク
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- Bellingham inspires 10-man England to beat Mexico 3-2 in last-16 thrillerAl Jazeera
- Mexico 2-3 England: 10-man Three Lions survive Azteca through Bellingham, Kane, PickfordNBC Sports
- Mexico vs. England score: Three Lions survive Estadio Azteca to advanceCBS Sports
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