0-1から3-1へ、後半の45分
前半はニュージーランドの試合だった。15分、ティム・ペインのコーナーキックに、ポートランド・ティンバーズのセンターバック、フィン・サーマンがエジプト守備陣の上から頭で合わせ、GKシュベイルの届かないところへ流し込む。エジプトはサラーにボールを預けられず、1点を追って前半を終えた。
後半は別の試合になった。59分、わずか1か月前に代表デビューしたばかりの29歳、ムスタファ・ジコがヘディングで追いつく。その8分後、サラーが右でボールを収め、ジコとのワンツーからGKクロコムの逆を突いて遠いサイドの低い位置へ決めた。最後はトレゼゲが押し込んで3-1。エジプト代表通算24点目だった。ハーフタイムにリードされていたチームが、後半だけで3点を奪った。
92年と25日
これはエジプトにとって、ワールドカップでの初めての勝利だった。1934年、アフリカ・アラブ勢として初めて本大会に出場し、1990年、2018年とまた戻ってきたが、勝った試合は一つもなく、決勝トーナメントに進んだこともなかった。初出場の試合からこの勝利まで、92年と25日が経っていた。
サラー個人にも記録が付いた。34歳の彼は、ワールドカップでのエジプト代表最年長の得点者となり、記録に残る限り、1試合でゴールとアシストの両方を決めた最年長のアフリカの選手にもなった。
サラーと、ひと月前に現れた9番
前半、ニュージーランドはサラーを抑え込んでいた。FOXスポーツの分析は、最初の45分を「ニュージーランドの試合」と評し、サーマンをピッチ上で最も良い選手に挙げている。だが後半、同じ分析が書くように、サラーは守りようのない領域まで自分の強度を上げた。自らボールを運び、パスを散らし、ボックスに入り込み、そして決めた。
もう一人の主役は、ほとんど無名の選手だった。ジコはクラブ歴がすべて国内リーグで、代表に初めて呼ばれたのは1か月前。ロシアとの親善試合のデビュー戦でいきなり得点していた。そのジコの同点ヘッドが試合を引き戻し、彼の連係がサラーの決勝点を生んだ。リバプールの世界的スターと、数週間前に現れた29歳。エジプトの逆転は、その二人の組み合わせから生まれた。
グループGは最終戦へ
この勝利でエジプトはグループG首位に立った。勝点4、得失点差でも2の余裕がある。最終戦の相手はイラン(金曜、シアトル)。引き分けでも首位通過の可能性が高く、決勝トーナメント進出は手の届くところにある。一方のニュージーランドは勝点1で、FIFAランキングでは今大会の最下位。最終戦のベルギーに勝たない限り望みは薄い。
日本の読者にとって面白いのは、その相手がイランであることだ。アジアの強豪が、サラーのエジプトと「勝てば突破」の決定戦で当たる。エジプトはこれまで一度も、ワールドカップの決勝トーナメントに届いていない。初めて手をかけられるかどうかは、金曜のシアトルで決まる。
関連リンク
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- New Zealand 1-3 Egypt (Jun 21, 2026) Game AnalysisESPN
- Egypt grab first World Cup win with only star names, see tableYahoo Sports
- New Zealand 1-3 Egypt: Match report and highlightsFIFA
- Egypt at the FIFA World CupWikipedia
- From 1934 to Salah: The painful history of Egypt at the World CupFoot Africa



