決戦でソンを外した韓国
韓国のホン・ミョンボ監督は、突破を懸けたグループA最終節・南アフリカ戦で、キャプテンのソン・フンミンを先発から外した。代わりに最前線へ送ったのは、開幕のチェコ戦で決勝点を決めたオ・ヒョンギュだ。
ソンは今大会、らしさを欠いていた。ホンが組んだ5-2-3で9番に押し込まれ、味方の先発フィールド選手の中でタッチ数は最少(チェコ戦37、メキシコ戦19)。W杯での最後の得点は2018年まで遡る。それでも、看板を外す賭けは実らなかった。韓国は0-1で敗れた。決勝点は南アフリカのタペロ・マセコ、63分。南アフリカはW杯で初めてノックアウトに進んだ。
3位で、結果は他人の手に
これで韓国はグループA3位。勝点3(開幕でチェコに勝ち、メキシコと南アフリカに連敗)、得失点差は-1だ。各組3位でも上位8チームが勝ち上がる今大会では、3位に望みは残る。
ただし韓国はもう最終節を終えている。突破できるかどうかは、6月27〜28日に最終節を残す他のグループの結果次第で、自分たちにできることはもうない。勝点3は12ある3位の中では有利な部類だが、確定ではない。最終節でソンを外した采配の是非も、その答えが出てから問われることになる。
アジア最多9か国は、いまどこにいるか
今大会、アジアからは過去最多の9か国が出場した。日本、韓国、オーストラリア、イラン、サウジアラビア、ウズベキスタン、ヨルダン、カタール、そしてプレーオフを勝ち上がったイラクだ。
最終節を終えたのは、まだ2か国だけ。カタールはボスニア・ヘルツェゴビナに1-3で敗れて姿を消し、韓国は3位で他力に回った。残る7か国はこれから最終節を迎える——日本(6/26 スウェーデン)、オーストラリア(6/26 パラグアイ)、イラン(6/27 エジプト)、サウジアラビア(6/27 カーボベルデ)、イラク(6/27 セネガル)、ウズベキスタン(6/28 DRコンゴ)、ヨルダン(6/28 アルゼンチン)。ウズベキスタンとヨルダンは初出場だ。この時点で、ノックアウト進出を確定させたアジアの国はまだ一つもない。
対照的なのが開催国メキシコだ。チェコを3-0で下し(マテオ・チャベス、フリアン・キニョネス、アルバロ・フィダルゴ)、3戦全勝・勝点9で首位に立った。グループ全勝はメキシコにとってW杯史上初。GKのオチョアは節目の出場を果たした。アジアのどの国も、ここまでクリーンには勝ち上がれていない。
日本の番は、あすの朝
そのアジア勢の最終節は、日本の試合で始まる。6月26日午前8時(日本時間)、アーリントンのAT&Tスタジアムでスウェーデンと当たる。日本はグループF2位で、引き分け以上なら2位以内を確保できる位置にいる。
韓国が見せたのは、地域の重量級でも最終節で順位を一つ落とし、結果が自分の手から離れていくということだ。日本がその立場を避ける条件は単純で、負けなければいい。
関連リンク
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