数字が出そろった
7月19日にニュージャージーで閉幕した2026年W杯の総観客数は、6,810,966人だった。FIFAの公式集計によると、これはW杯史上最多で、これまで最多だった1994年アメリカ大会のおよそ2倍にあたる。決勝そのものは、メットライフ・スタジアムに80,663人の超満員が入った。
「過去最多」の中身
ただし、この記録は試合数が増えたことによる面が大きい。今大会は史上初めて48カ国が参加し、試合数は前回までの64から104に増えた。1試合あたりの平均は約6万5000人で、これは大きなスタジアムで満員が続いた1994年アメリカ大会(約6万9000人)には一歩届かない。目を引くのは平均そのものより、会場の埋まり方だ。占有率はおよそ99%に達した。「総数は試合が多かったから史上最多、1試合平均は歴代最高ではないが、席はほぼ埋まった」というのが正確な読み方になる。
カネの記録
数字がもっとはっきり伸びたのは収益だ。FIFAが今大会で得た収益は概算で90億ドルを超え、単一のスポーツイベントとして史上最高とされる。参加国が32から48に増え、試合が104に膨らんだことで、放映権・スポンサー・チケットの収入がまとめて増えた。賞金も過去最高で、48カ国に配られた総額は約8億7100万ドル。優勝したスペインは5000万ドルを受け取り、これは2022年カタール大会でアルゼンチンが得た4200万ドルを上回る。準優勝のアルゼンチンは3300万ドルだった。チケットは平均で900ドル近く、一部は1万ドルを超えたと伝えられる。
3カ国、16都市、国境を越える観戦
今大会はアメリカ・メキシコ・カナダの3カ国16都市で開かれた初のW杯でもあった。従来は1カ国開催だったが、今回はファンが国境を越えて移動しながら観戦する光景が各地で見られた。スタジアムの外でも、無料のファンフェスティバルに合計550万人以上が訪れ、メキシコシティでは1日で20万人を超えた。FIFAは大会が生んだ経済効果を世界全体で約409億ドルと試算している。ピッチ上では、48カ国に広がった枠のなかで新興国が存在感を見せた。カーボベルデは初出場で決勝トーナメントに進み、クラサオやコンゴ民主共和国も、拡大した大会で名前を残した国として注目された。
そして、次は64カ国
この収益の成功を背に、FIFAはすでに次の拡張に動いている。インファンティノ会長は2030年大会を64カ国に広げる案を示しており、加盟211協会向けの開発事業「FIFAフォワード4.0」には2027〜30年で27億ドルを投じると発表した。参加国が増え、試合が増え、収入が増えるという流れは、この大会ではっきり数字に表れた。もっとも、大会が膨らむほど日程が過密になり、選手の負担が重くなるという批判も同時に出ている。64カ国案が正式に承認されるのか、承認されるならいつ決まるのかは、まだ明らかになっていない。
関連リンク
大会形式、日程、会場などを詳しく見たい方向けのリンクです。
- America's World Cup Notches A Record 6,810,966 Fans - Nearly Double Old MarkForbes
- Total record-breaking attendance numbers revealed for 2026 World CupYahoo Sports
- FIFA emerges as the $9 billion winner as the biggest, brashest World Cup ever draws to a closeCNBC
- FIFA World Cup expansion delivers record $9 billion windfall for global soccerThe American Bazaar
- Spain and Argentina set up historic FIFA World Cup 2026 final as record-breaking tournament reaches its climaxFIFA
- World Cup Reaps $9 Billion; Why FIFA Eyes 64 TeamsSeoul Economic Daily



