26WorldCup 2026北中米W杯
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対戦国から見た日本

スウェーデンの2トップに地元が注文「日本戦こそ噛み合わせろ」

スウェーデンの得点はアレクサンデル・イサクとビクトル・ヨケレスの2トップから生まれる。それが看板の構図だ。ところが日本戦を前に、地元で最も大きい議論はオランダに切り裂かれた最終ラインの話ではない。世界級とされる2トップが、そもそも噛み合っているのか、という話だ。専門家はチュニジア戦の快勝直後にこれを指摘し、名指しで「日本戦」を挙げていた。そしてオランダに1-5で敗れた試合で、先発した2人は1点も取れなかった。

2026年6月22日 12:10約3分で読めるコメント可
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名指しで「日本戦」に向けられた注文

スウェーデン報道で最も鋭い一言は、オランダ戦の前に出ていた。FotbollDirektのポッドキャストVM-directで、解説のマティアス・エケルマンはこう言っている。ヨケレスはイサクほどの視野(split vision)を持っていない。イサクがある場所でボールを欲しがっているのに、ヨケレスはトンネルビジョンになっている場面が何度もあった。チュニジア戦では問題にならなかったが、オランダ戦と日本戦では良くしないといけない――名指しで日本戦を挙げていた。同僚のフレドリク・デ・ロンも、2人の連係はまだ噛み合っておらず、タイミングが少しずれていると同意した。ただし、1点ずつ取り3つのアシストを分け合った点は評価している。

チュニジア戦の快勝が隠した継ぎ目

スウェーデンは初戦でチュニジアに5-1で勝ち、2トップがそろって得点し、3アシストを記録した。このスコアこそ、地元の懐疑が興味深い理由だ。結果は文句なしなのに、現地の専門家はその先にある連係の質を見ていた。理由は日程にある。イサクはウクライナ、ポーランドとのW杯プレーオフ2試合をいずれも欠場し、春先の大半を試合から離れて過ごした。2人がピッチを共有した時間そのものが、ほとんどない。

オランダ戦、2トップは沈黙した

そして実際のテストが来ると、前線の2人は機能しなかった。オランダはヒューストンで5-1。コディ・ハクポとブライアン・ブロベイがそれぞれ2得点した。スウェーデンの得点は途中出場のアントニー・エランガが59分に返した1点だけ。先発した2トップはロングボールで背後のスペースを追い続けたが、無得点に終わった。チームを背負うはずの組み合わせではなく、ベンチから出た選手が唯一の見せ場を作った。

その根っこにイサクの起用問題がある。Sportbibelnのコラムで、ダニエル・ソーレンセンは、春の大半を故障で過ごしたイサクを開幕戦で90分超使ったポッター監督を批判した。イサク自身が続行を求め、交代は91分だったと伝えられている。その数日後、イサクは全体練習ではなく個別調整を行った。スウェーデン協会はこれを故障ではなく予防的措置と説明しているが、2トップの連続性がここまで乏しい理由がもう一つ増えたことに変わりはない。

ポッターの答え――これから良くなる

ポッター監督は逆の側からこの懐疑に反論している。2トップについて問われると、2人がそろって先発したのはこの1年で2度目に過ぎず、それもイサクの故障が理由だと指摘し、一緒にプレーを重ねればどんどん良くなると語った。周りが機能すれば、どんな相手にとっても脅威だ、とも。これは「待てば仕上がる」という論だ。問題は、スウェーデンにグループステージの時間が残っていないことだ。日本戦は最終節であり、勝点3が要る側にとって、待つ余裕は贅沢になる。

日本にとっての意味

日本の読者にとって、この論点は試合の見方を変える。普通の見立ては、スウェーデンには世界級の2トップがいる、日本は引いて守るしかない、というものだ。地元の見立ては、そこにもう一層を足す。スウェーデン自身が2トップの噛み合いを疑っていること、その2トップが唯一テストされた試合で沈黙したこと、そしてスウェーデンは勝つしかないこと。勝たなければならないチームは前に人数をかけがちで、2トップをそろって高い位置に上げることは、その背後のスペースを空けることそのものだ。

そこは、日本が勝ってきた場所だ。日本はチュニジアに4-0で勝ち、上田綺世が2得点を挙げ、勝点でオランダに並んでグループF上位に立った。日本は勝てば首位で突破、引き分けでも突破に大きく近づく。一方のスウェーデンは、勝たない限り日本を上回れない。ポッターが試合を追いかけてイサクとヨケレスをそろって押し上げれば、問われるのは2トップがついに噛み合うかどうかだけではない。スウェーデンが、日本がチュニジアを崩したのと同じトランジションを差し出してしまわないか、でもある。

スウェーデンには一発で試合を決められる選手がいるし、12組の3位のうち8チームが進むため、敗れても3位通過の道は残る。それでも、チームを救うはずの2トップは、この1年で2度しかそろって先発しておらず、テストされた試合で得点できず、引き分けで逃げられない試合で結果を出さねばならない。日本対スウェーデンは、アーリントンで現地6月25日18時、日本時間6月26日8時に始まる。

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