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スペイン、650分ぶり失点で準決勝へ。最後に破ったのは田中碧

前半終了間際、シャルル・デ・ケテラーレのヘディングがウナイ・シモンのゴールに吸い込まれた。これでスペインのW杯無失点は650分で止まった。その前にスペインからW杯でゴールを奪った男を探すと、2022年カタール大会のドーハまで戻ることになる。田中碧である。試合はスペインが2-1で勝ち、準決勝でフランスと当たる。日本時間7月15日午前4時、ダラスだ。

2026年7月11日 18:16約2分で読めるコメント可
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ティモシー・カスターニュのクロスに、デ・ケテラーレが頭を合わせた。前半終了間際のこの1点で、スペインのW杯連続無失点は650分で止まった。

650分をさかのぼると、行き着くのは2022年カタール大会のグループステージだ。1-1の後半、三笘薫の折り返しを田中碧が押し込んだ。日本がスペインを2-1で下し、ドイツを大会から追い出したあの試合である。以後3年7か月、W杯でスペインのゴールを割った選手はいなかった。ポルトガルも、17本を放ったクリスティアーノ・ロナウドも、今大会グループステージでスペインに完封された4チームも、誰も届かなかった。

それでもスペインは勝った。ペドリを外して先発したファビアン・ルイスが、ダニ・オルモのシュートをクルトワが弾いたこぼれ球を押し込んで先制。ベルギーが前半のうちに追いつく。決勝点は88分、見覚えのある形で入った。86分に投入されたミケル・メリーノが、2タッチ目でネットに突き刺した。16強のポルトガル戦とまったく同じ、途中出場からの決勝弾である。

ベルギーはこの夜、少しずつ崩れていった。主将ユーリ・ティーレマンスがウォームアップで痛みを訴え、キックオフ前に先発から外れた。71分、GKティボー・クルトワが太ももを押さえて座り込む。一度は続行するそぶりを見せたが交代し、涙をこらえながらピッチを去った。「ゴールキックを蹴ったとき、大腿四頭筋に強い痛みが走った」と試合後に語り、続けることはできたが監督が交代を決めた、とも明かしている。その17分後、代わって入ったセンネ・ラメンスがパウ・クバルシの遠めのシュートを前にこぼし、詰めていたのがメリーノだった。

準決勝はユーロ2024の準決勝と同じ顔合わせになる。2年前のミュンヘン、当時16歳のラミン・ヤマルが遠くから巻いて決め、スペインが2-1で勝った試合だ。フランスは今大会6戦6勝、16得点4失点で、一度もリードを許していない。キリアン・ムバッペは8得点3アシストで得点ランクの首位に立つ。

一方のヤマルは6試合で1得点0アシスト。「不発」と書かれ続けている。ただ、数字を並べると別の面が出てくる。World Soccer Talkによれば、ヤマルのチャンスクリエイト17本は今大会の全選手でトップ。直近2試合だけで9本のシュートを放っている。ヤマルは、クラブと代表を通じたノックアウトの直接対決でムバッペに5戦5勝している。ベルギー戦の後、彼はこう言った。「恐れなければならないのはフランスの方だ。彼らを勝ち上がりから消してきたのは僕たちなんだから」

未確定のことも二つある。クルトワの負傷は復帰の見通しが出ていない。ムバッペはモロッコ戦で右足首に強い接触を受け77分に交代したが、本人は「問題ない」と話し、デシャン監督も心配ないと否定した。準決勝までにどちらの話が変わるかは、まだ分からない。なおスペインの無敗は36試合に伸び、イタリアの持つ最長記録37にあと1つとなった。

もう一つの準決勝カードは明日決まる。7月12日、ノルウェー×イングランドが午前6時、アルゼンチン×スイスが午前10時(いずれも日本時間)にキックオフする。

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