26WorldCup 2026北中米W杯
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対戦国から見た日本

クーマン監督「我々はオランダだ」。母国メディアは日本戦を前に中盤へ疑問符

オランダは6月15日、日本とのワールドカップ初戦を迎える。ロナルド・クーマン監督や主将フィルジル・ファン・ダイクは自信をのぞかせるが、オランダ国内の論調はより慎重だ。親善試合での流れからの得点力不足や、日本が得意とする形で突かれかねない中盤の脆弱性が指摘されている。

2026年6月14日 12:10約2分で読めるコメント可
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オランダ代表の公式見解:敬意と自信

初戦を前に、オランダのロナルド・クーマン監督は日本戦を「面白く、そして難しい」と表現した。米国での初練習後、監督と主将は抑制された自信を示した。フィルジル・ファン・ダイクは「日本はとても強い。規律をもってプレーし、質も高い」と相手の長所を評価。クーマンも分析に基づき、日本がフィジカルに優れ、まとまりのあるチームだと認めた。しかし、最後は「日本を尊重する。だが我々はオランダだ。だから相手も我々を尊重するだろう」と毅然とした態度で締めくくった。先発メンバーの公表は避け、GKバルト・フェルブルッヘンが打撲で個別調整中であるものの、スタッフは「day by day」と状況を注視している。

オランダメディアが指摘するW杯前の苦戦

一方、オランダ国内メディアの論調は楽観的ではない。現地メディアのSoccernews.nlは、W杯前の親善試合2戦を「dramatische oefencampagne(散々な調整キャンペーン)」と評した。オランダは6月3日にアルジェリアに0-1で敗戦。8日のウズベキスタン戦は2-1で勝利したものの、2得点はいずれもコディ・ガクポのPKによるもので、流れの中からのゴールはなかった。批判は特に中盤に向けられる。フレンキー・デ・ヨングとライアン・グラフェンベルフのコンビは「走り込みで深さをほとんど作れない」にもかかわらず、クーマン監督がその構成に「eigenwijs(頑固)」に固執していると指摘。前線でもドニエル・マレンが両試合で決定機を逸したことが懸念されている。こうしたオランダ側からの自己批判的な視点は、日本の報道ではあまり見られないものだ。

日本が狙う、オランダ中盤の脆弱性

重要なのは、オランダ側の戦術プレビューが、自軍の弱点と日本の強みを一点で結びつけていることだ。Soccernews.nlの分析は、日本が中盤でのボール奪取を狙い、オランダのサイドバックが上がった裏のスペースを久保建英や堂安律といった速いウインガーで突くカウンターを仕掛けてくると予測する。攻撃の深みを作れない中盤がボールを失えば、そこが日本のカウンターの起点になり得るという見立てだ。同記事は日本の堅調な成績にも言及。2026年に入りスコットランド、イングランド、アイスランドに1-0で勝利するなど6連勝中で、うち5試合は無失点だ。オランダはファン・ダイクを擁するセットプレーなどフィジカル面で明確な優位を持つが、ドイツやスペインを破った日本の実績は、欧州勢にとって「angstgegner(苦手な相手)」となり得ることを示唆している。

焦点はオランダのビルドアップ対日本のプレス

日本の森保一監督は試合前日、「自分たちがやりたいサッカーを表現するだけではなく、相手に嫌がられることをしていく」と語り、現実的なアプローチを示唆した。オランダが評価する日本の「規律」と、そのオランダのメディアが懸念する「中盤」の問題は、試合の局面で正面からぶつかることになる。アーリントンでの初戦の戦術的な焦点は、オランダのポゼッション志向の中盤が、日本のプレスの下でいかにボールを失わずにいられるか、という点になるだろう。

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