報じられた内容
ルカ・モドリッチ(40)が代表から退く決断を固めた、と複数の海外メディアが7月23日に伝えた。ヤフー・スポーツやFOXスポーツ、ゴールなどによると、モドリッチは新しく就任したクロアチア代表監督スラベン・ビリッチに、この意向をすでに伝えているという。代表としての最後の一戦は10月6日、母国スプリトのポリュド・スタジアムで行われるネーションズリーグのスペイン戦になる見通しだ。ワールドサッカートークは「引退を決め、ミランとは契約を延長する」と報じている。ただし現時点で本人やクロアチアサッカー連盟の公式発表はなく、報道段階の話である。
引退するのは代表であって現役ではない
見落とされやすいのは、モドリッチが退くのは代表であって、サッカーそのものをやめるわけではないという点だ。今夏、所属するミランと1年の契約延長で合意したと報じられている。40歳での短期契約になる。代表から離れて消耗を抑え、ミランでのラストシーズンに集中したい、というのが各紙の見立てだ。国を背負う試合を続けながら40歳の体を1年もたせるより、クラブ一本に絞る、という判断に近い。
最後の相手がスペインという巡り合わせ
10月6日の相手が、いま世界王者になったばかりのスペインだという点も目を引く。スペインはニュージャージーでの決勝でアルゼンチンを1-0で下し、7月19日に2度目の優勝を果たしたばかりだ。その新王者を、母国スプリトのポリュド・スタジアムに迎える一戦が、モドリッチの代表としての最後になる。会場は首都ザグレブではなく、スプリトが選ばれている。
今大会での終わり方
2018年のバロンドール受賞者で、長くクロアチアの中心だったモドリッチにとって、直近のW杯はいい終わり方ではなかった。クロアチアはノックアウト1回戦(ラウンド32)でポルトガルに敗れ、比較的早い段階で大会を去った。2018年ロシア大会で準優勝、2022年カタール大会で3位に導いたときの主軸が、今回は勝ち上がれなかった。大会後にはズラトコ・ダリッチ監督の9年に及ぶ政権が終わり、かつて2006〜2012年に代表を率いたビリッチが再び指揮官に就いている。世代交代とベテランの区切りが、同じタイミングで重なった。
クロアチアにとっての意味
モドリッチはクロアチア代表の歴代最多出場を誇る主将で、2006年のデビューから20年近くチームの心臓だった。その中心が抜けることは、一人の選手が去る以上に、黄金世代の区切りを意味する。しかも10月6日のスペイン戦はネーションズリーグの公式戦で、消化試合の親善試合ではない。真剣勝負のなかで代表に別れを告げる形になる。
まだ確定していないこと
一連の報道は、本人の公式なコメントや連盟の発表を伴っていない。引退の時期が10月6日で本当に固まるのか、当日どれだけ出場するのか、といった細部はこれからだ。ただ、新監督への意向伝達やミランとの契約延長という具体が同時に報じられている点で、単なる憶測とは段階が違う。本人の言葉が出れば、それが最終的な確認になる。
関連リンク
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