ダラスでのアクシデント、攻撃の核が負傷交代
2-2の同点で迎えた試合終盤、後半70分過ぎでした。久保建英が相手選手との接触後にピッチへ倒れ込み、左膝を押さえました。一度は自力で立ち上がり、歩いてピッチの外へ出ましたが、数歩走って状態を確認すると、プレー続行は不可能と判断。自らベンチに向かって両手で大きくバツ印を作り、交代を要求しました。
この交代劇は、格上相手のドローという結果に水を差す形となりました (サッカーダイジェスト)。交代するまで久保は右サイドで攻撃の起点となり、日本の前進するプレーの多くに絡んでいました。彼の創造性と推進力はチームの大きな武器だっただけに、その離脱は大きな痛手となりました。
監督と本人は軽傷を願うも、確定情報なし
試合後の公式会見で、森保一監督は久保の状態について「メディカルスタッフから詳細な報告はまだ受けていない」と前置きしつつ、「本人が歩けているので、軽傷であることを願っている」とコメントしました (サッカーダイジェスト)。
一方、久保本人も試合直後のインタビューで「検査をしてみないと分からないが、大丈夫だと思う」と語り、重傷ではない可能性を示唆したと報じられています (Khel Now)。なお、一部メディアでは試合後のミックスゾーンで久保が取材に応じなかったとも伝えられており、この発言はピッチを退く直後のものと見られます。現時点では監督、本人ともに重症度を断定しておらず、チームは精密検査の結果を待つ状況です。
相次ぐ離脱者、攻撃陣の構成に暗雲
久保の負傷が特に懸念されるのは、チームが元々抱える攻撃陣の事情があるからです。今大会、ドリブル突破を武器とする三笘薫は左脚の負傷でメンバーから外れました。また、複数のポジションをこなせる南野拓実も、昨年12月に負った膝じん帯断裂の影響で招集が見送られています。
さらに大会直前の6月12日には、主将の遠藤航もコンディション不良で離脱。代わって町野修斗が追加招集されるという不測の事態も起きていました (サッカーキング)。こうした状況下で、個の力で局面を打開できる久保は、右サイドからのチャンスメイクをほぼ一人で担う存在となっていました。彼の離脱は単に選手一人が欠けるだけでなく、チームの攻撃戦術そのものに構造的な問題を引き起こす可能性があります。
次戦チュニジアまで中6日、診断結果が鍵
初戦を終え、グループFは日本とオランダが勝ち点1で並んでスタートしました。日本の次戦は6月21日、モンテレイで行われるチュニジア戦。グループステージ突破に向けて勝ち点を積み上げたい重要な一戦となります。
試合まで中6日の期間があることは回復のための時間をもたらしますが、久保の出場可否は、近日中に行われる精密検査の結果次第となります。診断が早期に判明することが、次戦に向けた戦術やメンバー選考を進める上での第一歩です。久保の状態は、日本のグループステージの行方を左右する大きな要素であり、その診断結果に注目が集まります。
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