ハーフタイムにピッチに立つ顔ぶれ
FIFAは7月16〜17日にかけて、決勝のハーフタイムショーの出演者を発表した。ジャスティン・ビーバー、マドンナ、シャキーラ、BTSが共同ヘッドライナーを務める。会場は大会中「ニューヨーク・ニュージャージー・スタジアム」と呼ばれるメットライフ・スタジアムで、日程は現地7月19日。全体のキュレーションを頼まれたのはクリス・マーティンだ。ほかにバーナ・ボーイ、ベネズエラの指揮者グスターボ・ドゥダメル、そしてコールドプレイと共演するPS22コーラスが名を連ねる。放送に乗る本編は約11分。FIFAはこのショーを、自らのチャリティ「グローバル・シチズン・エデュケーション・ファンド」への支援と結びつけている。
男子W杯の決勝でハーフタイムショーが行われるのは、これが初めてだ。FIFAがスーパーボウルの流儀を持ち込んだ格好で、それが4年に一度の最大の試合に合わせて来る。
15分というルール
競技規則の書き方ははっきりしている。前半と後半のあいだの休憩は、15分を超えてはならない。選手が下がって戻る時間も含めれば、11分のパフォーマンスは15分の中には収まらない。このため決勝のハーフタイムは、通常の15分を大きく超え、20〜25分程度まで延びるとみられている。
FIFAはすでに同じことをやっている。2025年にアメリカで開催したクラブW杯では、あるハーフタイムが約25分に及んだ。つまり決勝は一度きりの実験ではなく、FIFAがアメリカの舞台で試してきたことの延長線上にある。
なぜ異論が出るのか
この15分という規則は、なんとなくあるわけではない。2021年、南米サッカー連盟(CONMEBOL)はハーフタイムの上限を25分に延ばすことを提案したが、競技規則を司るIFAB(国際サッカー評議会)はこれを却下している。理由は、静止している時間が長くなることによる選手のコンディションと安全への悪影響だった。
その懸念には、最近の具体例がある。2024年のコパ・アメリカ決勝(マイアミ)では、約25分に及んだシャキーラのコンサートで後半の開始が遅れ、コロンビアの指揮官が試合後にこれを問題視した。25分のあいだ体を冷やした選手たちが、また出ていってW杯決勝を戦う。異論の中身はそこで、そして新しい話ではない。
試合の周辺で
動くのはショーだけではない。クロージングセレモニーはキックオフの約90分前、現地午後1時半ごろに始まる予定だ。試合前にはジェニファー・ハドソンがアメリカ国歌を歌い、セレモニーにはトム・クルーズが登場すると報じられている。ただ、これらはハーフタイムの出演者ほどFIFAが公式に確定させていない部分も残る。
日本からの見方
キックオフは現地7月19日(日)午後3時、日本時間では7月20日(月)午前4時だ。大会の日本向け放送ガイドによれば、決勝はDAZNが日本語実況付きでライブ配信し、無料で見られる。最後まで付き合うなら、実用的な注意は一つ。後半はいつもの15分では始まらない。25分のハーフタイムがアルゼンチンの年かさの脚を助けるのか、スペインのリズムに響くのか、あるいはどちらでもないのか。それは選手がピッチに戻ってきてから分かる。
関連リンク
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