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対戦国から見た日本

オランダメディアの視点:日本は「グループ最難関」、ただし攻撃の核不在と主力の不安

ワールドカップ開幕を5日後に控え、初戦で日本と対戦するオランダは相手をどう見ているのか。現地メディアは日本を「グループで最も難しい試合」の相手と位置づけ警戒を強める一方、チームは攻撃の創造性の核を担う選手を負傷で欠き、他の主力にもコンディション面の不安を抱える。対戦国の報道から初戦の構図を読み解く。

2026年6月7日 22:26約4分で読めるコメント可
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日本を「最も危険な伏兵」と見るオランダメディア

ワールドカップ初戦を前に、オランダ国内では日本代表を安易な相手と見なす風潮はない。ある現地メディアは、日本を「戦術的に優れ、攻守の切り替えが速い、グループで最も危険な伏兵」と分析し、警戒を隠さない。FIFAランキングではオランダが7位、日本が18位と差はあるものの、多くのメディアはこの数字が試合結果を保証するものではないと見ている。この見方は国際的にも共有されており、アルジャジーラは日本を大会のダークホースと位置づけ、オランダにとって「最もタフな試合は日本との初戦になるだろう」と予測している。

「見た目以上に厳しい」グループFの戦い

日本への警戒心は、グループF全体の評価にもつながっている。オランダの分析によれば、グループFは出場国の平均FIFAランキングで大会屈指の「重い組」の一つだ。対戦相手はそれぞれ特徴的で、日本が「速さと規律」で評価される一方、スウェーデンは「フィジカルと直線的な攻撃」、チュニジアは「堅固な守備」を持つ。そのため、オランダメディアは自国をグループ突破の本命としながらも、「勝ち点9を安易に計算すべきではない」という論調が目立つ。両国がグループ首位通過の鍵と位置づける重要な初戦は、日本時間6月15日午前5時にダラス近郊のAT&Tスタジアムでキックオフされる。

オランダの不安要素:攻撃の核の離脱と主力のコンディション

オランダ代表も万全の状態ではない。4月、攻撃の創造性を一手に担うMFシャビ・シモンズが前十字靭帯断裂により大会欠場が決定。アルジャジーラが「オランダで最も重要な創造性の担い手」とまで評した司令塔の不在は大きな痛手だ。これにより、ロナルド・クーマン監督はフレンキー・デ・ヨングやティヤニ・レイナースといった、より低い位置の選手にゲームメイクを託さざるを得ない状況となっている。さらに、前線では所属クラブで出場機会の限られていたメンフィス・デパイがメンバー入り。クーマン監督は「彼に代わる選手はいない」と絶対的な信頼を口にするが、試合勘を含めたコンディションは未知数だ。加えて、3月から鼠径部の問題で戦列を離れているDFユリエン・ティンバーの状態も、大きな懸念材料として残る。

強固な守備陣と戦術的な柔軟性

一方で、オランダの最大の強みは守備陣にある。フィルジル・ファン・ダイク、ミッキー・ファン・デ・フェン、ナタン・アケといったワールドクラスの選手が最終ラインを形成。経験とフィジカルを兼ね備えた守備ブロックは堅固で、中盤ではレイナースがエンジン役を担う。日本が対峙する上で鍵となるのが、クーマン監督の戦術的な選択だ。同監督はシステムを固定せず、3月のエクアドル戦では後半から5バックに変更するなど、柔軟な対応を見せている。監督自身が相手に応じて5バックを導入する可能性に言及しており、これは日本の得意とする速攻を封じるための有力な選択肢となる。オランダが日本のスピードを強く意識している証左と言えるだろう。

初戦の鍵:オランダの不安要素を突けるか

これまでの情報を整理すると、初戦の構図が浮かび上がる。オランダは日本のカウンターを警戒し、それを封じるための戦術、特に5バックの採用を視野に入れている可能性が高い。対する日本にとっての好機は、オランダメディア自身が指摘する弱点にある。シャビ・シモンズ不在によって生まれた攻撃の創造性の欠如、そしてデパイとティンバーのコンディション不安だ。クーマン監督が4バックと5バックのどちらを選択するのか、そして不安を抱える主力選手たちのパフォーマンスがどこまで戻っているのか。これらが試合の行方を大きく左右するだろう。もちろん、日本も主将・遠藤航のコンディションなど、自らの課題と向き合う必要がある。

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