韓国が付けた見出し
日本サッカー協会は7月23日の理事会で正式に決めた。森保一(57)はサウジアラビアで開催されるアジアカップ(2027年1〜2月)まで残り、来年3月の親善試合から2030年W杯までは、大岩剛(54)が、2028年ロサンゼルス五輪を目指すU-21を持ったままA代表を率いる。決定を伝えた韓国のスターニュース(記者イ・ウォンヒ)は、森保のA代表通算を108試合74勝16分18敗と記し、日本の日刊スポーツを引いて「アジアカップで優勝しても契約は延長しない」方針だと報じた。同じニュースを、日本のサッカーダイジェストWeb経由で伝わった『スポーツ朝鮮』はより鋭い言葉で切り取った——「日本史上初の決定」、そして“韓国を崩壊させた”名将の正式就任、と。
韓国が読んだ「継続」
興味深いのは、スポーツ朝鮮がその決定に添えた理由づけだ。同紙はこう書いている。「日本サッカー協会は、自らワールドカップ優勝のためにどのように前進すべきかを分析したのだ。自国の選手たちを幼い頃から成長させた自国の監督がA代表チームまで指導する連続性があれば、ワールドカップで良い成績を出すことができるということ。日本は今回も海外ではなく内部で答えを探した」。この読みには裏づけがある。西野朗が指揮した2018年W杯以降、日本は国内の指導ラインを積み上げてきた。森保自身も2017年にU-21を率い、2018年W杯前にスタッフへ入り、その後A代表と五輪代表を兼ねた。大岩はその連なりを断つのではなく、次を受け持つ立場にある。しかも間に合わせの名前ではない。鹿島アントラーズの監督として2018年にクラブ初のAFCチャンピオンズリーグ制覇に導いてAFC年間最優秀監督に選ばれ、その後U-23代表をパリ五輪ベスト8とU-23アジアカップ連覇に導いた指揮官だ。時事通信も、大岩が「森保の路線を引き継ぎつつ、若手を育てて2030年W杯に備える」と伝えており、韓国紙の言う「連続性」と読み筋が重なる。半年という区切りも迷走ではない。スターニュースによれば、宮本恒靖会長が森保に、非公式ながらアジアカップまでの続投を直接要請し、森保がそれを受け入れたという。段取りされた引き継ぎだ。
なぜ「崩壊させた」なのか
この言葉は飾りで置かれたものではない。スポーツ朝鮮は、大岩がU-23アジアカップ連覇の過程で「U-23韓国代表を完璧な試合運びで圧倒した」と振り返った。次に日本を率いる人物を、自国が喫した敗戦を通して紹介している——韓国紙がそう書くのは、なかなかに強い表現だ。後任人事を「内部の格安昇格」と受け取りがちな日本の読者にとって、ここが増分になる。対戦国の紙面は、安上がりの人事だとは見ていない。すでに自分たちを負かした監督だと見ている。
森保の最後の舞台となるアジアカップ本大会(サウジアラビア)は、韓国やサウジと同じ土俵だ。大岩がA代表で最初に指揮を執るのは来年3月の親善試合。それまでに森保が、2011年以来となるアジア王座を取り戻せるかどうかは、まだ分からない。
関連リンク
大会形式、日程、会場などを詳しく見たい方向けのリンクです。
- 「“韓国を崩壊させた”名将だ」森保監督が続投→アジア杯後に大岩新監督。日本代表の決定に韓国メディアが熱視線サッカーダイジェストWeb(『スポーツ朝鮮』報道を引用)
- Japan manager change confirmed! Moriyasu to serve only six months... 'New commander' Oiwa system after Asian CupSTARNEWS
- Oiwa Tapped as Next Samurai Blue Head CoachNippon.com / Jiji Press



