会見の続き、相手は誰か
会見で宮本恒靖会長は、森保一監督を半年だけ残す理由を「アジアカップ優勝のため」と説明した。ワールドカップの次に大事な大会で、アジアでの強さを出して勝ってほしい、と(日本経済新聞)。では、その勝つべき大会で日本の前に立つのは誰か。答えはすでに5月の抽選で決まっている。
2027年のアジアカップは、サウジアラビアが初めて開催国となり、来年1月7日から2月5日まで、24カ国で争われる。抽選はリヤド近郊のディルイーヤで5月9日に行われ、日本はグループFに入った。同組はカタール、インドネシア、タイ。強豪と東南アジア勢が同居する、実力の詰まった組だ。
王者カタール——3連覇を狙う相手が、日本を名指しで警戒する
グループF最大の相手はカタールである。2019年と2023年のアジアカップを連覇した現王者で、次に勝てば1960〜70年代のイランに並ぶ3連覇になる。監督はフレン・ロペテギ。抽選後、ロペテギは日本をこう評した。「日本は常に、アジアサッカーの盟主の一つだ。質の高い選手たちがいる。我々は自分たちを信じるしかない」(Al Jazeera/AP)。連覇王者の指揮官が、警戒を隠さず日本の名前を挙げた。優勝を狙う以上、日本はどこかで必ずこの相手を超えなければならない。
初戦インドネシア、そしてタイ
現地報道によれば、日本の初戦の相手はインドネシアになる見込みだ。そのインドネシアを率いるのは、今年就任したジョン・ハードマン監督。ハードマンは2027年のアジアカップを「2030年ワールドカップへ向けた鍵」と位置づけ、8強進出を目標に掲げている(ANTARA)。地元メディアはこのグループFを「死の組」と呼びつつ、強豪との同組を実力を測る舞台として前向きに受け止めた(Tempo ほか)。日本にとって軽い初戦ではない。もう一つの相手タイも、東南アジアで日本と何度も対戦してきた相手で、堅い守備から一発を狙ってくる。
日本にとって、この大会が意味するもの
日本はアジアカップ最多の4回の優勝を誇る(1992、2000、2004、2011年)。だが最後に頂点に立ったのは2011年で、2019年は決勝で敗れて準優勝に終わっている。宮本会長の言う「優勝」は、実に16年ぶりの、そして史上5度目のタイトルを指す。それが森保監督の日本代表としての最後の仕事であり、来年3月に大岩剛へバトンを渡す前に届くべき到達点になる。北中米ワールドカップを決勝トーナメント1回戦でブラジルに1-2と敗れて去った日本にとって、このアジアカップは、大会後に臨む最初の公式大会でもある。ワールドカップの舞台から半年、次の真剣勝負がこの中東の地で待っている。
大会方式は、6組の各上位2チームに加えて、3位のうち成績上位4チームが決勝トーナメント(16強)に進む。グループFの2枠を、王者カタールと争う構図だ。ただし、具体的な試合日程や会場、そして森保監督が招集するメンバーは、まだ決まっていない。秋の親善試合と、それに続く最初のメンバー発表が、最初の手がかりになる。
関連リンク
大会形式、日程、会場などを詳しく見たい方向けのリンクです。
- AFC Asian Cup 2027: Japan to face defending champions Qatar in tough drawAl Jazeera / AP
- サッカー日本代表・森保一監督の半年続投は「アジア杯優勝のため」日本経済新聞
- Herdman says 2027 Asian Cup key to Indonesia's 2030 World Cup dreamANTARA News
- Qatar Drawn with Japan, Thailand And Indonesia in Asian Cup 2027 Group StageQatar News Agency (QNA)
- Oiwa to replace Moriyasu as Japan coach after Asian Cup - reportsESPN



